探偵との契約前に確認したいこと|見積書・重要事項説明書の見方

「探偵事務所から見積書を受け取ったけれど、何を確認すればよいのか分からない」

「重要事項説明書や契約書が何枚もあり、読む前から少し疲れてきた」

探偵へ正式に依頼する前には、調査内容や料金、追加費用、解約条件などを、 書面で確認することが大切です。

とはいえ、聞き慣れない言葉が並んだ書類を見ると、 そっと閉じたくなるかもしれません。

すべての文章を暗記する必要はありません。

大切なのは、確認する場所を知り、分からない部分をそのままにしないことです。

契約書は、読解力を競う試験ではありません。

担当者から説明を受けても分からないところがあれば、 遠慮せず質問しましょう。

この記事では、見積書、重要事項説明書、契約内容を示す書面の違いや、 契約前に確認したいポイントを分かりやすくお伝えします。

トレタン運営者
運営者からのご案内

この文章を書いている私は、全国の探偵事務所・興信所を地域から探せる 「TORETAN(トレタン)」を運営しています。

探偵との契約書類には、調査内容や料金など、 あとからのトラブルを防ぐために大切なことが書かれています。

ただ、書類の名前や形式は探偵事務所によって異なるため、 「どの書類の、どこを見ればよいのだろう」と迷う方もいると思います。

この記事では、見積書や重要事項説明書を受け取ったときに、 何を確認すればよいのか、 一つずつ順番にお伝えします。

この記事の結論

先に結論をお伝えします

探偵との契約前には、見積書の合計金額だけでなく、 次の内容を確認しましょう。

  • 調査の目的と内容
  • 調査員の人数
  • 調査する日時と時間
  • 基本料金に含まれるもの
  • 別料金になるもの
  • 追加料金が発生する条件
  • 支払う可能性がある最大金額
  • 成功報酬の条件
  • 調査結果の報告方法
  • 解約条件とキャンセル料

特に大切なのは、 追加料金が発生する条件と、最終的に支払う可能性がある最大金額 です。

また、担当者から口頭で受けた説明と、 見積書や契約書に書かれた内容が違う場合は、 そのまま署名しないようにしましょう。

分からない項目が残っている場合は、その場で急いで契約する必要はありません。

最初に知っておきたい3つの書類

探偵との契約では、主に次のような書類を確認します。

書類の名前だけでなく、それぞれの役割を知っておきましょう。

書類 主な役割 確認する時期
見積書 提案された調査内容と料金を確認する 契約前
重要事項説明書 契約前に必要な重要事項の説明を受ける 契約前
契約内容を示す書面 正式に決まった調査内容や料金を確認する 契約後
見積書

提案された調査内容、人数、時間、基本料金、 追加料金などを確認するための資料です。

重要事項説明書

契約前に、料金や契約解除、資料の処分などについて 説明を受ける書面です。

契約内容を示す書面

正式に決まった調査内容、期間、方法、料金、 報告方法などを確認する書面です。

書類の名称や形式は、探偵事務所によって異なる場合があります。

契約前の書面と契約後の書面は、それぞれ必ず1枚にまとめられているとは限りません。

契約書、調査計画書、パンフレットなど、 複数の書類に分かれている場合もあります。

契約書類の確認点を説明する運営者
トレタンチェック

書類の名前だけで判断しないようにしましょう。

「重要事項説明書兼契約書」のように、 一つの冊子にいくつかの役割がまとめられている場合もあります。

大切なのは、必要な内容がどこに書かれているかを確認することです。

1.見積書で確認したい10のポイント

見積書を受け取ったら、合計金額だけを見るのではなく、 次の10項目を確認しましょう。

同じ金額でも、調査時間や料金に含まれる内容が違う場合があります。

1.調査の目的と内容

最初に確認したいのは、何のために、どのような調査を行うのかです。

  • 誰を調査するのか
  • 何を確認するのか
  • どの地域を調査するのか
  • どの時間帯を調査するのか
  • 写真や動画を撮影するのか
  • 何を行ったら調査終了になるのか

見積書に「浮気調査一式」とだけ書かれている場合は、 一式に何が含まれているのか質問しましょう。

調査一式について案内する運営者
「一式」の中身を確認しましょう

「一式」は便利な言葉ですが、 一式の中身まで透明になる魔法の言葉ではありません。

どの調査が含まれているのか、具体的に確認しましょう。

2.調査員の人数

探偵の料金は、調査員の人数によって変わることがあります。

  • 何人で調査するのか
  • 表示料金は1人分か
  • 調査チーム全体の料金か
  • 人数を増やす可能性があるか
  • 追加した場合はいくらかかるか

「調査員1人・1時間○円」と書かれている場合、 調査員が2人なら2人分の料金になることがあります。

見積金額が何人分なのかを確認しましょう。

3.調査する日時と時間

見積書では、調査を予定している日時や時間も確認します。

  • 調査予定日
  • 1日の調査時間
  • 調査する日数
  • 最低調査時間
  • 延長する時間の単位
  • 待機時間の扱い
  • 移動時間の扱い
  • 夜間・早朝・休日の割増料金

たとえば、「最低4時間から」と決められている場合、 2時間で調査が終わっても4時間分の料金が必要になる可能性があります。

どこからどこまでを調査時間として数えるのか確認しましょう。

4.基本料金に含まれる内容

基本料金に何が含まれているのかは、 探偵事務所によって異なります。

  • 調査員の人件費
  • 調査車両の費用
  • 撮影機材の費用
  • 交通費
  • ガソリン代
  • 調査報告書の作成費
  • 写真や動画の提供
  • 面談や相談
  • 調査終了後の説明

同じ10万円の見積もりでも、報告書や車両費まで含まれている場合と、 すべて別料金の場合では内容が違います。

「基本料金には、何が含まれていますか?」と確認しましょう。

5.別料金になる内容

基本料金に含まれない費用も確認します。

  • ガソリン代
  • 高速道路料金
  • 駐車場料金
  • 電車やタクシー代
  • 新幹線や飛行機代
  • 宿泊費
  • レンタカー代
  • 遠方への出張費
  • 特殊機材費
  • 報告書作成費
  • 写真や動画の受け渡し費
  • 成功報酬

「実費別途」と書かれている場合は、 何の費用が実費になるのかを聞きましょう。

実費について、領収書や利用明細を確認できるか聞いておく方法もあります。

6.追加料金が発生する条件

見積金額以外の費用が、どのような場合に発生するのか確認しましょう。

  • 調査時間を延長した
  • 調査員を増やした
  • 調査日を追加した
  • 遠方まで移動した
  • 宿泊が必要になった
  • 調査範囲を広げた
  • 特殊な機材を使用した
  • 新しい調査を追加した

「必要に応じて別途請求」と書かれているだけでは、 条件も金額も分かりません。

追加料金の確認点を説明する運営者
追加料金は条件と金額を確認しましょう

「どのような場合に追加料金が発生しますか?」

「追加料金が発生する前に、必ず連絡してもらえますか?」

依頼者の確認を受けずに調査が延長されるのかも確認しましょう。

7.支払う可能性がある最大金額

見積書で特に確認したいのが、 最終的にいくら支払う可能性があるのかです。

調査の経過によって料金が変わる契約では、 見積金額だけを見ても、最終的な支払額が分からない場合があります。

次のように質問しましょう。

  • 追加料金を含めると、最大でいくらになる可能性がありますか?
  • この金額を超える前に、必ず連絡してもらえますか?
  • 予算を超える場合は、調査を止めてもらえますか?

支払う可能性がある最大金額を確認することが、 料金トラブルを防ぐ大切なポイントです。

8.成功報酬の条件

成功報酬制の場合は、何をもって「成功」とするのかを確認します。

  • 居場所が分かったら成功
  • 現在の住所を確認できたら成功
  • 本人と連絡が取れたら成功
  • 依頼者と本人が会えたら成功

確認したい内容は次のとおりです。

  • 成功の条件
  • 成功報酬の金額
  • 着手金の金額
  • 成功しなかった場合に必要な費用
  • 交通費などの実費
  • 途中で解約した場合の料金
  • 成功報酬を支払う時期

「成功報酬だから、結果が出なければ完全無料」とは限りません。

9.支払い時期と支払い方法

料金をいつ、どのように支払うのかも確認しましょう。

  • 全額前払い
  • 着手金を先払い
  • 残金を調査後に支払い
  • 成功報酬を調査後に支払い
  • クレジットカード
  • 銀行振込
  • 分割払い
  • 支払い手数料

分割払いの場合は、月々の支払額だけでなく、 手数料を含めた支払総額も確認します。

「いつ、いくら支払うのか」を書面で確認しましょう。

10.見積もりの有効期限と変更条件

見積書には、有効期限が設定されている場合があります。

  • 見積書の有効期限
  • 調査日を変更した場合
  • 調査時間を変更した場合
  • 対象者の移動手段が変わった場合
  • 調査地域が変わった場合
  • 再見積もりが必要になる条件
  • 契約後に内容を変更する方法

条件が変わった場合は、口頭だけで料金を変更するのではなく、 新しい見積書や変更内容を示す書面を受け取れるか確認しましょう。

条件が変わったときは、料金もあわせて確認することが大切です。

2.重要事項説明書で確認したいこと

探偵業者は、契約を結ぶ前に、 依頼者へ重要事項を記載した書面を渡して説明する必要があります。

書類を受け取るだけでなく、内容について説明を受けましょう。

1.探偵業者の名称・住所

  • 探偵事務所の名称
  • 運営する法人名や事業者名
  • 所在地
  • 法人の場合は代表者名
  • 連絡先

ホームページ、見積書、重要事項説明書に書かれた名称が 一致しているか確認しましょう。

ホームページに表示されている屋号と、 実際に契約する法人名が違う場合もあります。

どの事業者と契約するのかを確認してください。

2.届出をした公安委員会

重要事項説明では、探偵業の届出をした公安委員会の名称も確認します。

2024年4月1日の制度変更により、 以前の「探偵業届出証明書」は廃止されました。

現在は、届出をした公安委員会の名称や、 営業所・ホームページに掲載される「標識」を確認する形です。

ただし、 届出をしていることだけで、調査力や料金まで保証されるわけではありません。

3.法令を守って調査すること

探偵業の届出をしていても、 探偵に特別な権限が与えられるわけではありません。

探偵業務を理由に、ほかの法律で禁止されている行為が できるようになるわけでもありません。

「探偵だから、どのような方法でも調べられる」というわけではありません。

違法になる可能性がある調査方法を提案された場合は、 契約を急がず、ほかの事務所へ相談することも考えましょう。

4.秘密保持と資料の管理

  • 相談内容をどのように管理するか
  • 写真や動画をどこに保管するか
  • 資料を扱える担当者
  • データの持ち出し対策
  • 調査終了後の保管期間
  • 不要になった資料の処分方法

探偵へ相談する内容には、 個人情報や家庭の事情などが含まれます。

紙の資料だけでなく、写真や動画などのデータの管理方法も確認しましょう。

5.提供できる探偵業務

  • どのような情報を調べるのか
  • どのような方法で調査するのか
  • 調査員は何人か
  • どの地域で調査できるか
  • どのくらいの時間が見込まれるか
  • 結果をどのように報告するか

自分が依頼したい内容に対応しているか確認しましょう。

6.調査業務の委託

探偵事務所が、調査業務の一部またはすべてを、 ほかの探偵業者へ委託する場合があります。

  • ほかの探偵業者へ委託するか
  • どの業務を委託するか
  • 委託先の基本情報
  • 依頼者の情報を委託先へ伝えるか
  • 委託先との連絡窓口

自分の相談内容や個人情報が、どの事業者へ伝わるのか確認しましょう。

7.料金の概算額と支払い時期

重要事項説明書に書かれた料金と、 見積書の金額を比べましょう。

  • 料金の概算額
  • 支払い時期
  • 支払い方法
  • 追加料金
  • 成功報酬
  • 実費
  • 最大金額

見積書では10万円、重要事項説明書では15万円になっているなど、 違いがある場合は理由を確認します。

金額が変わった場合は、何が追加されたのか説明してもらいましょう。

8.契約解除・キャンセル

  • どのような場合に解約できるか
  • 解約の連絡方法
  • 調査開始前の解約料
  • 調査開始後の解約料
  • 未調査分の料金
  • 支払い済み料金の返金
  • すでに発生した経費
  • 返金方法と時期

「契約するつもりだから、解約のところは読まなくてよい」と考えず、 契約前に確認しておきましょう。

予定や気持ちが変わる可能性は、誰にでもあります。

9.調査資料の処分

調査で作成・取得した資料を、 いつ、どのように処分するのかも確認します。

  • 調査中のメモ
  • 調査報告書
  • 写真
  • 動画
  • 音声データ
  • 調査中に入手した資料

パソコンやクラウドなどに保存したデータの扱いも聞いておくと安心です。

3.契約内容を示す書面で確認したいこと

契約成立後には、正式な契約内容を明らかにする書面が交付されます。

契約前の説明と、正式な契約内容が一致しているか確認しましょう。

  • 探偵業者の名称と住所
  • 法人の場合は代表者名
  • 契約を担当した方の氏名
  • 契約年月日
  • 調査の内容
  • 調査期間
  • 調査方法
  • 結果を報告する方法
  • 結果を報告する期限
  • 委託に関する内容
  • 支払う金額
  • 支払い時期と方法
  • 契約解除に関する内容
  • 調査資料の処分に関する内容

調査の内容は具体的に書かれているか

「対象者を必要に応じて調査する」だけでは、 何を行う契約なのか分かりにくい場合があります。

  • 調査対象者
  • 調査の目的
  • 調べる情報
  • 調査員の人数
  • 調査地域
  • 調査日数
  • 1日の調査時間
  • 調査方法

何を、どこで、どのくらい調査するのかを確認しましょう。

夜間・休日料金は書かれているか

夜間、深夜、休日などに特別料金が設定されている場合は、 その時間帯に調査する場合の扱いを確認しましょう。

また、調査の途中で追加料金が必要な業務が発生した場合、 その業務を行うかどうかも確認します。

追加調査を行う前に、依頼者へ連絡があるか確認しておきましょう。

報告方法と期限は書かれているか

調査結果を、いつ、どのような形で受け取るのか確認します。

  • 紙の報告書
  • PDFなどのデータ
  • 写真
  • 動画
  • 音声データ
  • メール
  • 口頭説明
  • 報告を受ける期限

写真や動画は見せてもらうだけなのか、 データとして受け取れるのかも確認しましょう。

契約内容の確認点を説明する運営者
「必要に応じて」だけでは内容が分かりにくい場合があります

契約書に「必要に応じて調査する」とだけ書かれている場合は、 何をどこまで行うのか質問しましょう。

調査期間、時間、人数、地域、追加料金が具体的に書かれていると、 あとから契約内容を確認しやすくなります。

4.3つの書類を並べて確認する

見積書、重要事項説明書、契約書は、 1枚ずつ読むだけでなく、並べて比べてみましょう。

説明された内容や料金が、途中で変わっていないか確認することが大切です。

確認する項目 見積書 重要事項説明書 契約書
調査内容 提案内容 対応できる業務 正式な契約内容
調査員の人数 見積人数 調査体制 契約する人数
調査時間 予定時間 通常見込まれる時間 正式な時間・期間
料金 見積金額 概算額や支払時期 支払う金額
追加料金 条件と金額 説明の有無 実施条件と金額
解約 案内の有無 解約方法・内容 正式な解約条件
報告書 含まれるか 報告方法 方法と期限
資料処分 記載の有無 方法と時期 契約上の扱い
書類を比べるポイントを説明する運営者
いいね!ポイント

書類を横に並べると、条件の違いを見つけやすくなります。

  • 見積書では調査員2人、契約書では3人
  • 見積書では報告書込み、契約書では別料金
  • 説明では追加料金なし、契約書では実費別途
  • 面談では5時間、契約書では最低8時間
  • 見積書になかった成功報酬が追加されている

間違い探しのようですが、見つけても景品は出ません。

その代わり、 料金や契約内容のトラブルを防ぎやすくなります。

5.あいまいな表現をそのままにしない

見積書や契約書では、意味が広く、 内容が分かりにくい言葉が使われることがあります。

あいまいな表現を見つけたら、具体的な意味を質問しましょう。

「調査一式」

一式には、何が含まれていますか?

調査員の人数と時間を教えてください。

「実費別途」

どの費用が実費になりますか?

最大でいくらくらいかかる可能性がありますか?

「状況により延長」

誰が延長を決めますか?

延長する前に連絡がありますか?

延長料金はいくらですか?

「成功報酬」

何をもって成功としますか?

希望した結果でなくても成功になる場合はありますか?

「追加料金なし」

交通費、車両費、報告書、成功報酬も含まれていますか?

追加料金なしで支払う総額はいくらですか?

「調査員2名から」

最大で何人まで増える可能性がありますか?

増員する前に確認がありますか?

「1稼働」

1稼働は何時間ですか?

移動時間や待機時間も含まれますか?

「着手後」

何を始めた時点で着手になりますか?

日程を決めた時点ですか、それとも現地調査を始めた時点ですか?

あいまいな表現について説明する運営者
意味を確認してから契約しましょう

あいまいな表現が使われていること自体で、 すぐに悪い契約だと決めることはできません。

ただし、 意味を確認しないまま契約するのはおすすめできません。

必要であれば、具体的な条件を書面へ加えてもらいましょう。

6.契約前に注意したい書類や説明

次のような書類や説明があった場合は、 その場で契約せず、いったん落ち着いて確認しましょう。

  • 重要事項について書面を渡さず、口頭だけで説明する
  • 見積書に合計金額しか書かれていない
  • 料金の内訳がない
  • 調査員の人数や時間が分からない
  • 追加料金の条件が書かれていない
  • 成功報酬の条件があいまい
  • 解約料やキャンセル料が分からない
  • 空欄が残ったまま署名を求める
  • 説明と契約書の内容が違う
  • 書類の写しを渡さない
  • 「今すぐ契約しないと間に合わない」と急かす
  • 「必ず成功する」と断定する
  • 被害金を必ず取り戻せるような説明をする

少しでも不安を感じたら、「今日は契約しません」と伝えて大丈夫です。

契約を断る場合について案内する運営者
説明を聞いても、その場で契約する義務はありません

書類を持ち帰り、落ち着いて考えても大丈夫です。

契約を断ったときの対応も、事務所を選ぶ判断材料になります。

7.その場で署名せず、持ち帰って確認してもよい

契約書類を受け取ったら、内容を落ち着いて確認しましょう。

その場ですべて理解できなかったとしても、不思議ではありません。

分からない部分が残っている場合は、 書類を持ち帰って確認できるか相談しましょう。

家族や信頼できる方へ相談したり、 質問したい部分を整理したりする方法もあります。

「今日契約すれば安くなる」

「今決めなければ調査できない」

と急かされたとしても、 納得できていないなら署名しないようにしましょう。

契約書の確認方法を案内する運営者
一度で理解できなくても大丈夫です

分からなかった部分に印を付けたり、 スマートフォンへメモしたりして、次の相談時に質問しましょう。

契約書は、早く読み終わった方が勝つゲームではありません。

8.契約内容を変更するときは記録を残す

契約後に、調査の条件が変わる場合があります。

  • 調査日を変更した
  • 調査時間を延長した
  • 調査員を追加した
  • 調査地域を広げた
  • 遠方への移動が必要になった
  • 料金が変わった
  • 調査を一時中断した
  • 調査を中止した

このような変更は、口頭だけで終わらせず、記録に残しましょう。

  • 変更書面
  • 新しい見積書
  • メール
  • LINEなどのメッセージ
  • 契約変更確認書
契約変更の記録について説明する運営者
変更した内容を確認できる形で残しましょう
  • 変更した日時
  • 変更した内容
  • 追加される料金
  • 変更を承認した方
  • 新しい調査日時
  • 最終的な支払額

契約内容が変わったら、金額もあわせて確認することが大切です。

9.解約条件は契約前に確認する

契約後に解約したくなった場合は、 原則として契約書に書かれた内容に従うことになります。

契約する前に、解約料や返金の条件も確認しておきましょう。

  • 調査開始前の解約料
  • 調査開始後の解約料
  • 「着手」の意味
  • 未使用時間の扱い
  • 支払い済み料金の返金
  • すでに発生した準備費
  • 交通費などの実費
  • 解約の連絡方法
  • 解約を受け付けた日
  • 返金される金額
  • 返金される時期

解約料の内訳が分からない場合は、 金額の根拠や計算方法について説明を求めましょう。

クーリング・オフについて

探偵との契約でも、契約の場所や勧誘の方法などによって、 特定商取引法の訪問販売に当たる可能性があります。

訪問販売に当たる場合は、法律で定められた書面を受け取った日から数えて 8日以内であれば、書面または電磁的記録によって クーリング・オフできる仕組みがあります。

ただし、 すべての探偵契約にクーリング・オフが一律で適用されるわけではありません。

契約した場所や勧誘方法などによって判断が変わる可能性があります。

クーリングオフについて説明する運営者
自分だけで判断せず、早めに相談しましょう

クーリング・オフできるか分からない場合や、 解約料に納得できない場合は、 早めに消費生活センターへ相談しましょう。

契約前チェックリスト

探偵との契約前に、次の項目を確認してみましょう。

分からない項目を見つけ、契約前に質問するための確認表として使ってください。

  • 探偵業者の正式な名称と住所を確認した
  • 代表者名を確認した
  • 届出をした公安委員会を確認した
  • 調査の目的を確認した
  • 調査対象者を確認した
  • 調査内容を確認した
  • 調査員の人数を確認した
  • 調査期間と時間を確認した
  • 調査する地域を確認した
  • 見積金額の内訳を確認した
  • 基本料金に含まれる項目を確認した
  • 別料金になる項目を確認した
  • 追加料金が発生する条件を確認した
  • 支払う可能性がある最大金額を確認した
  • 成功報酬の条件を確認した
  • 支払い時期と方法を確認した
  • 調査報告書の内容を確認した
  • 報告を受ける期限を確認した
  • 解約条件を確認した
  • キャンセル料を確認した
  • 調査資料の処分方法を確認した
  • 口頭説明と書面の内容が一致している
  • 空欄が残っていない
  • 書類の写しを受け取れる
  • 分からない項目を質問した
  • 複数の探偵事務所と比べた

探偵事務所へ聞いておきたい質問

見積もりや契約書の説明を受けるときは、 次の質問を使ってみてください。

分からないことを確認し、納得してから契約することが大切です。

  • この見積金額には何が含まれていますか?
  • 別料金になるものはありますか?
  • 調査員は何人ですか?
  • 表示料金は1人分ですか?
  • 最低調査時間はありますか?
  • 待機時間や移動時間も調査時間に含まれますか?
  • 追加料金が発生するのは、どのような場合ですか?
  • 追加料金が発生する前に連絡してもらえますか?
  • 最終的に最大でいくら支払う可能性がありますか?
  • 予算を超える前に調査を止めてもらえますか?
  • 成功報酬の「成功」とは、どのような状態ですか?
  • 成功しなかった場合に支払う料金はありますか?
  • 調査報告書の作成費は含まれていますか?
  • 写真や動画はデータとして受け取れますか?
  • 調査報告書はいつもらえますか?
  • 調査開始前に解約した場合の料金はいくらですか?
  • 調査途中で解約した場合、未使用分はどうなりますか?
  • 調査資料はいつ、どのように処分されますか?
  • 契約書を持ち帰って確認できますか?
  • 契約内容を変更した場合、書面を発行してもらえますか?

相談前メモ

探偵事務所へ相談する前に、 次の内容を分かる範囲でメモしておきましょう。

契約前に整理しておきたいこと
  • 依頼したい調査
  • 調査の目的
  • 確認したい事実
  • 希望する調査日時
  • 希望する地域
  • 希望する予算
  • 支払える予算の上限
  • 絶対に確認したいこと
  • 不要だと考えている調査
  • 家族に知られたくないなどの希望
  • 見積書で分からない項目
  • 重要事項説明書で質問したいこと
  • 契約書で修正してほしいこと
  • 解約条件で分からないこと
契約前メモをすすめる運営者
いいね!ポイント

書類へ直接書き込むのが気になる場合は、 スマートフォンへ項目をメモしても大丈夫です。

面談中に質問を忘れないよう、 聞きたいことを先に並べておきましょう。

メモは、契約書を読むときの心強い相棒です。

トレタン相談ナビ

困っている内容によって、主な相談先は異なります。

身の危険や事件のおそれがある場合は、安全の確保を優先してください。

相談先について説明する運営者
契約書や見積書は保管しておきましょう

契約や料金で困った場合に備えて、 契約書、見積書、請求書、メール、メッセージなどは 消さずに保管しておきましょう。

よくある質問

見積書と重要事項説明書は同じですか?

同じ役割の書類ではありません。

見積書は、提案された調査内容と料金を確認するための資料です。

一方、重要事項説明書は、 契約前に探偵業者が説明する必要がある重要事項をまとめた書面です。

書類名だけでなく、必要な項目が書かれているか確認しましょう。

重要事項説明書を受け取らずに契約してもよいですか?

探偵業者は、契約を結ぶ前に、 重要事項について書面を渡して説明する必要があります。

書面を受け取らず、口頭説明だけで契約を求められた場合は、 その場で署名せず、書面の交付を求めましょう。

契約前の説明を確認してから、契約へ進むことが大切です。

契約書に空欄があっても署名してよいですか?

空欄がある場合は、何を書く欄なのか確認しましょう。

調査日時、金額、成功条件、追加料金などの大切な部分が 空欄のまま署名すると、あとから内容を確認しにくくなります。

必要な内容を記入してもらい、確認してから署名しましょう。

口頭で「追加料金なし」と言われれば安心ですか?

口頭で説明を受けただけでは、 あとから言った・言わないの問題になる可能性があります。

「追加料金なし」の内容を確認し、 書面にも記載してもらいましょう。

交通費、車両費、宿泊費、報告書作成費、成功報酬が 含まれているか確認してください。

契約書を持ち帰ってもよいですか?

持ち帰って確認できるか、担当者へ相談してみましょう。

その場で契約を急かされても、 分からない項目が残っているなら署名しないことが大切です。

納得できるまで説明を求め、落ち着いて判断しましょう。

希望した結果が出なければ返金されますか?

一般的には、契約書に書かれた調査が行われていれば、 依頼者が期待していた結果を得られなかった場合でも、 料金の支払いが必要になることがあります。

一方で、契約した調査が十分に行われていないなど、 事務所側に問題がある場合は、 調査の実施や返金を求められる可能性があります。

「希望した結果」と「契約した調査の完了」は分けて確認しましょう。

解約料が高いと感じたらどうすればよいですか?

まず、探偵事務所へ解約料の内訳と計算方法について 説明を求めましょう。

納得できない場合や、事務所との話し合いで解決しない場合は、 消費生活センターへ相談する方法があります。

契約書、見積書、請求書などの資料をそろえて相談しましょう。

参考にした公的情報

この記事は、警察庁、都道府県警察、国民生活センター、 消費者庁が公開している情報を確認し、 トレタン運営事務局が一般の方にも読みやすい言葉でまとめています。

個別の契約や法律上の問題については、 内容に合う専門窓口へご相談ください。

公的情報の最終確認日:2026年7月23日

この記事は、探偵との契約について一般的な確認点を紹介するものです。

個別の契約や法律上の問題については、探偵事務所、弁護士、警察、 消費生活センターなど、内容に合う窓口へご相談ください。

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TORETAN(トレタン)では、全国の探偵事務所・興信所を、 都道府県や市区町村から探せます。

気になる事務所が見つかったら、同じ相談内容と条件を伝えて 見積もりをお願いし、次の内容を比べてみましょう。

  • 調査内容
  • 調査員の人数
  • 調査時間
  • 料金の総額
  • 追加費用
  • 成功報酬
  • 報告方法
  • 解約条件
  • 担当者の説明や対応

説明を受けたからといって、その場ですぐに契約する必要はありません。

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トレタンは、全国の探偵事務所・興信所を探すための情報サイトです。 掲載している事務所の調査結果や契約内容を保証するものではありません。 実際の契約条件は、依頼者ご自身でご確認ください。

まとめ

探偵との契約前には、見積書の合計金額だけでなく、 次の内容を確認しましょう。

  • 調査の目的と内容
  • 調査員の人数
  • 調査する日時と時間
  • 基本料金に含まれるもの
  • 別料金になるもの
  • 追加料金が発生する条件
  • 支払う可能性がある最大金額
  • 成功報酬の条件
  • 支払い時期と方法
  • 調査結果の報告方法
  • 解約条件
  • 調査資料の処分方法

特に大切なのは、 最終的に支払う可能性がある最大金額と、 追加料金が発生する条件を確認すること です。

また、見積書、重要事項説明書、契約書の内容を並べて確認し、 担当者から説明された条件が正しく書かれているか比べてみましょう。

「一式」「実費別途」「状況に応じて延長」「成功報酬」など、 意味が広い言葉をそのままにせず、 具体的な内容や金額を質問してください。

口頭で説明を受けた内容と書面が違う場合や、 空欄が残っている場合は、そのまま署名しないことが大切です。

契約書は、分からないまま署名するものではありません。 内容を理解し、納得してから契約することが、 あとからの「聞いていなかった」を防ぐ一番の方法です。

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