「マンションでピアノ教室を開業したい!」、「でも、ピアノの音が心配だな…」と悩んでいませんか?
ここでは、マンションでピアノ教室を開業するために、成功するためのポイントから避けたい失敗談まで詳しく解説します!
なお、この文章を書いている私は、、、

5,000件以上のピアノ教室が登録している「ピアノ教室検索サイト」を運営しています。
また、ピアノ教室のホームページ作成や集客を行っているWEBコンサルタントです。
このような経験から、マンションでピアノ教室を始めるための手順や、生徒さんたちに喜ばれる教室の運営方法をお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてくださいね!
ピアノ教室を自宅マンションで開業するメリット

自宅マンションでピアノ教室を開業することは、多くのピアニストや音楽愛好家たちの間で注目されています。
まずは、ピアノ教室を自宅マンションで開業するメリットを確認してみましょう!
1. 家賃を節約できる
自宅でレッスンを行うことができるため、レンタルスタジオや商業スペースの家賃を気にすることがありません。
そのため、電気代や水道代などの光熱費を節約でき、固定費を大きく減らすことができます。
2. 初期投資を節約できる
すでに自宅にピアノがある場合は、追加のレンタルスペースや機材の購入に関する初期投資が必要ないため、お金を節約することができます。
3. 柔軟なスケジューリングができる
自宅での運営のため、生徒の都合や自分の都合に合わせてレッスン時間を調整しやすくなります。
4. 居心地の良さ
自分の家だからこそ、自分の好みに合わせて環境を整えることができます。これはレッスンの質を高めることにもつながります。
5. 移動時間を節約できる
他の場所でレッスンを行う場合、移動時間が発生しますが、自宅でのレッスンならばその心配がありません。
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自宅マンションでピアノ教室を行うメリットはたくさんあるね!
特に、費用面でのメリットが大きいな。 |
ピアノ教室を自宅マンションで開業するデメリット

一方、ピアノ教室を自宅マンションで開業するデメリットは、主に次のようなものがあります。
1.騒音の問題
ピアノの音は、隣接する部屋や階に響きやすく、騒音として捉えられることがあります。 たとえば、防音材を設置したり、レッスンの時間帯を工夫するなどの対策が必要です。
2. プライバシーの問題
自宅でビジネスを行うと、プライベートな時間やスペースが制限され、家族の生活にも影響を与えることがあります。
3. 来客対応の問題
生徒や保護者が自宅を訪れるため、常に受け入れ態勢を整えておく必要があります。
4. 駐車スペースに限りがある
自宅マンションに駐車スペースが限られている場合は、生徒や保護者の駐車が難しくなることがあります。
5. 拡張がしづらい
将来的に生徒数が増えた場合、スペースの制約から教室の拡大が難しくなることが考えられます。
6. 安全性とセキュリティ
生徒や保護者が頻繁に自宅を訪れるため、セキュリティ上のリスクが高まる可能性があります。
7. 契約や管理規約の制約
マンションの管理規約や契約内容によっては、自宅マンションでの教室運営が許可されていない場合があります。
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この中でも特に注意しなければいけないことは、騒音の問題かな。 |
マンションでピアノ教室を行う前に
確認しなければいけないこと

マンションでのピアノ教室の開業は、費用や場所の面でメリットがありますが、ピアノの音の問題(ご近所さんからのクレーム)を考える必要があります。
そのため、マンションでピアノ教室を行う前に、次のことを確認しておくようにしましょう!
1.マンションの管理規約を確認すること
自宅マンションでピアノ教室を行うためには、まず、マンションの「管理規約」を確認する必要があります。
「管理規約」に、マンションの使用に関するルールが記載されているためです。
マンションの「管理規約」で確認する箇所は、「専有部分の用途」という箇所です。
この「専有部分の用途」に「専有部分は住宅としての使用に限る」というような文言があれば、教室の運営などの営業活動を行うことはできません。
マンションの規約で、営業活動が禁止されていたら、マンションでピアノ教室を行うことがそもそもできない、ということです。
2.防音対策がされているかどうか
ピアノの音はとても響くため、特に隣人や上下の住民からのクレームの原因になります。
すでに防音対策が施された部屋であるか、自ら防音対策を行うか、その両方の検討が必要です。
たとえば、防音マットや防音カーテン、防音パーティション、防音ドアなどの導入や、専門業者による壁や床の防音工事を検討したほうが良いです。
マンションは一軒家と違い、近隣住人との距離が近いため、音の問題は特に気を配る必要があります。
3.床の強度を確認すること
ピアノは非常に重いため、特に大型のグランドピアノなどを設置する場合は、床の強度が十分かどうかを確認する必要があります。
マンションの構造や設計によっては、床の強度が一般の家具や生活用品を設置することを前提としているため、ピアノの設置には適さない場合があるからです。
管理組合やマンションの管理会社、または建築士などの専門家に相談し、床の強度や設置の可否を確認するようにしましょう。
4.ご近所さんの話を聞くこと
マンションでピアノ教室を開業する前に、ピアノ教室を開催することを隣人や他の居住者に伝えて、良好な関係を築いておいた方が良いです。
実際に、開業した後だと、「前もって話をしてほしかった…」と思う人もいるためです。
完全に音を遮断するのは難しいため、事前に隣人とのコミュニケーションを取っておくことは、とても大切なことになります。
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マンションでピアノ教室を開業する前に、マンションの管理規約を確認することが必要だね。 |
もし、マンションでのピアノ教室が難しい場合は?

マンションの管理規約で、教室の運営が許可されていない場合は、マンションでピアノ教室を行うことができません。
このような場合は、別の方法を考えることも必要です。
たとえば、下記のような方法があります。
1. 出張レッスンを行う
分譲マンションで教室営業ができないのであれば、家庭教師のように出張レッスンをするのもいいアイデアだと思います。
実際に、出張レッスンを行っているピアノの先生もたくさんいますよ。
2. レンタルスタジオを使う
多くの場所には、音楽活動のためのレンタルスタジオが存在します。これらは通常、防音設備が整っていて、ピアノ教室として利用するのに適しています。
3. 共有スペースやカルチャーセンターを使う
地域のカルチャーセンターやコミュニティセンターを活用するのも1つの方法です。
近くに色んな施設があれば公民館を借りてリトミック教室などを開いて、そこをきっかけに生徒を増やしていくのもいい方法だと思います。
4. オンラインピアノ教室を開講する
最近は、オンラインでのピアノレッスンが増えてきています。 専用のソフトウェアやアプリを利用して、生徒とリアルタイムで繋がり、指導することができます。
5. 共同運営をする
他のピアノ教室さんと提携して、共同で教室を運営する方法です。 これにより、リスクやコストを分散することができます。
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最近は、出張レッスンを行うピアノの先生も多いね。 |
【成功例】マンションでピアノ教室を行った体験談
マンションでピアノ教室を行った体験談(成功例)をご紹介します!
心の中でずっと温めていた夢
ピアニストとしてのキャリアを積んだ後、心の中でずっと温めていた夢を叶えるため、自宅のマンションでピアノ教室を開始することにしました。
最初は何から始めればよいのか迷いました。
そこで最初に手を付けたのは、私の住むマンションの規約でした。
営業活動が許可されているか、騒音に関する具体的な条項など、きちんとチェックする必要がありました。
幸い、マンションの管理組合の理解を得ることができ、特定の時間帯に授業を行うことで合意が取れました。
次に、教室の環境を整えるために、部屋のリノベーションを考えました。
騒音を防ぐための防音材の導入や、生徒が快適に過ごせるような空間づくりに力を入れました。
開業の準備として、周辺住民への挨拶も欠かしませんでした。
ピアノの音が響くこともあるかと思い、予め理解を求めるとともに、授業時間などを伝えておきました。
そして、ついに初の生徒を迎える日がきました。
彼女は隣の部屋に住む小学3年生のあゆみちゃん。
彼女の母親が、『ピアノの音が心地よくて、あゆみも教えてもらえないか』と声をかけてくれたのです。
最初はあゆみちゃん一人だけの生徒でしたが、彼女の友達や周りの人々からの紹介で、少しずつ生徒が増えていきました。
マンション内での教室だったので、初めての生徒さんは大抵、隣の部屋や上下の階の住民でした。
マンションでのピアノ教室開業は、確かに様々な課題に直面しました。
しかし、生徒たちの笑顔や成長を間近で感じることができ、それ以上の喜びを感じることができました。
【失敗例】マンションでピアノ教室を行った体験談
次は、マンションでピアノ教室を行った「失敗談」をご紹介します。
「ピアノの音がうるさい」とのクレーム
数年前、ピアノの腕前を活かし、自宅のマンションでピアノ教室をスタートさせることに決意しました。
初めのうちは、とても楽観的で、特に準備もせずにスタートしました。最初の生徒は、知り合いの子供や友人の紹介で少しずつ集まり、事業が順調に進んでいると感じていました。
しかし、数週間後、突然のトラブルが発生。隣の部屋の住人から「ピアノの音がうるさい」とのクレームが届いたのです。最初は彼らに理解を求め、楽器の音量を下げるなどの対策を試みましたが、次第に他の部屋からも同じようなクレームが寄せられるようになりました。
そこで、マンションの規約を再確認すると、営業活動や騒音に関する項目についての明確な記載があることに気付きました。私は、スタートする前にしっかりと確認しなかったことを後悔しました。
さらに悪いことに、訪問する生徒の駐車や、マンションの共用部を利用した移動などで、他の住人とのトラブルも増えていきました。これらのトラブルの対応に追われる日々が続き、とうとう教室を閉めることを決意しました。
私の失敗から学んだことは、何事も準備と計画が大切だということ。そして、周囲とのコミュニケーションの大切さを痛感しました。今後は、より計画的に、そして地域社会との調和を図りながら、再度ピアノ教室を開くことを目指しています。
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やっぱり、まずはマンションの管理規約を確認することが大切ということ。 |
ピアノ教室を自宅マンションで行う場合の開業資金はいくら?

自宅のマンションでピアノ教室を開業するときにかかる資金は、主に次のようなものがあります。
1. ピアノの購入とメンテナンス費用
すでに所有している場合はこの費用はかかりませんが、ピアノを購入する場合、アップライトピアノは数十万円から数百万円、グランドピアノは数百万円から数千万円となります。
また、定期的な調律やメンテナンスにも費用がかかります。
2. 教材費
生徒に使用してもらう教材や楽譜の購入費は、だいたい、数千円から数万円くらいかかります。
3. 防音設備にかかる費用
マンションの場合は、騒音問題を避けるための防音設備の導入が必要です。
シンプルな防音材の貼付から、本格的な防音室の設置まで、数万円から数百万円の範囲での投資が考えられます。
4. 内装や家具にかかる費用
教室の雰囲気作りや生徒の快適性を考えて、椅子や机、照明などの家具やインテリアの変更や追加にも、費用がかかる場合があります。
5. 広告・宣伝費
教室の存在を多くの人々に知らせるための広告やチラシ、ウェブサイトの制作などにも費用が必要です。費用は、数万円から数十万円くらいかかります。
6. 初期の運転資金
開業直後は、生徒が少ない場合が多いです。そのため、数ヵ月分の生活費を準備しておくと安心です。
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ピアノがあるかないか、そして、防音設備があるかどうかで、開業資金は大きく変わってくるね。 |
ピアノ教室に通う生徒の効果的な集め方

最後に、ピアノ教室に通う生徒の集め方をご紹介します。
ピアノ教室に通う生徒を集める方法で、有効な方法は、「知人からの紹介」です。
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