「ピアノを始めたばかりの初心者におすすめな練習曲はどれ」、「どうやってピアノを練習したら良いの」と困っていませんか?
ここでは、初心者が手軽に始められるおすすめの練習曲と、その効果的な練習方法について、分かりやすく解説します。
なお、この文章を書いている私は、、、

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このような経験から、初心者でもすぐに挑戦できる曲の紹介から、基礎技術を向上させるための練習曲、さらには練習の仕方やコツまで幅広くお伝えします。
ピアノの練習を始めたいけれど、どの曲から手をつけたらいいか分からない方は、ぜひ参考にしてくださいね!
初心者でも簡単に弾けるピアノ曲の選び方

ピアノの曲はたくさんありますが、最初は簡単な曲から始めることが大切です。
初心者向けの曲を選ぶことで、楽しみながら上達できますよ。
やさしいクラシック曲を選ぼう
クラシック音楽には、初心者でも弾きやすい曲がたくさんあります。
たとえば、バッハの「メヌエット」やベートーヴェンの「エリーゼのために」など、シンプルで美しいメロディーの曲は、基礎を学ぶのにぴったりです。
■ バッハの「メヌエット イン G メジャー」
バッハの作品は技術的な基礎を学ぶのに最適です。この曲は短く、覚えやすいメロディーが特徴です。 ■ ベートーヴェンの「エリーゼのために」 この曲は非常に有名で、美しいメロディーが初心者にも弾きやすくなっています。 ■ シューマンの「楽しい農夫」 子供のためのアルバムに収められているこの曲は、初心者でもアプローチしやすいシンプルな構造をしています。 ■ チャイコフスキーの「四季」から「1月: 炉辺にて」 「四季」はそれぞれの月を表現した12の小品からなり、「1月: 炉辺にて」は暖かく心地よいメロディーが特徴です。 ■ テュルクの「小さな手のための練習曲」 テュルクの練習曲は、指の独立性を養いながら基本的なピアノ演奏を学ぶのに適しています。 |
ポップスやアニメの曲もおすすめ
好きな歌やアニメの曲をピアノで弾くのも、練習を続ける大きなモチベーションになります。
最初は簡単なアレンジの曲を選んで、徐々に難易度を上げていくといいでしょう。
■ 「レット・イット・ゴー」(アナと雪の女王)
エルサの力強いメッセージが込められたこの曲は、シンプルなメロディーで初心者にも弾きやすいです。 ■ 「ハッピー」(ファレル・ウィリアムス) リズムが取りやすく、楽しく明るいメロディーが特徴の曲です。 ■ 「シェイプ・オブ・ユー」(エド・シーラン) ポップでキャッチーなこの曲は、基本的なコード進行を学ぶのに最適です。 |
■ 「炎」(LiSA):アニメ『鬼滅の刃』
強力なメロディーとエモーショナルな歌詞で、ピアノアレンジ版も初心者が取り組みやすいようになっています。 ■ 「君の知らない物語」(supercell)(アニメ『化物語』) リズムが取りやすく、楽しく明るいメロディーが特徴の曲です。 ■ 「約束のネバーランド」オープニングやエンディングテーマ シンプルで心に響くメロディーが多いこのアニメの音楽は、ピアノ初心者にも挑戦しやすいです。 |
曲を選ぶときの3つのポイント
ポイント1. 自分が好きな曲を選ぶこと
好きな曲なら、練習がもっと楽しくなります。
ポイント2. 指の動きが少ない曲から始めること
複雑な指の動きが少ない曲を選ぶことで、最初のうちは弾きやすく感じられます。
ポイント3. ゆっくりとしたテンポの曲を選ぶこと
速いテンポの曲よりも、ゆっくりとした曲の方が、最初は弾きやすいです。
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まずは、ここでご紹介した曲から始めてみてくださいね。 |
ピアノの基礎練習に最適な曲

基礎技術をしっかりと身につけることは、ピアノ上達のポイントになります。
ここでは、ピアノの基礎練習に最適な曲をご紹介します。
指の力をつける練習曲
ピアノを弾くためには、指の力がとても大切です。
ハノンの練習曲は、指の力をつけるのにぴったり。繰り返し練習することで、指の動きがスムーズになりますよ。
■ ハノン:ピアノ演奏のための60の練習曲
ハノンの練習曲は、ピアノを弾くための基本的な技術を習得するのに広く使われています。特に、最初の部分の練習曲は指の力をつけ、独立させるのに役立ちます。 ■ チェルニー:100の練習曲 Op. 139 チェルニーの練習曲は、さまざまな技術的な要素をカバーしており、中でもOp. 139は初心者から中級者向けに設計されています。指の力をつけるだけでなく、正確な演奏を目指すためにも有効です。 ■ ブルグミュラー:25の簡単な練習曲 Op. 100 ブルグミュラーの練習曲は、メロディアスで音楽的な内容が含まれつつ、技術的な基礎を養うことができるので、初心者にとても人気があります。指の力をつける基礎練習に最適です。 ■ バーナム:ピアノテクニックのための指のジムナスティック バーナムの教本は、子供たちが楽しみながら指の力と独立性を養うことができるように作られています。初心者の大人にも適しています。 |
リズム感を鍛える曲
リズム感もピアノを上手に弾くためには欠かせません。
チェルニーの練習曲は、リズム感を鍛えるのにおすすめです。
様々なリズムの曲を練習することで、リズム感が自然と身につきます。
■ チェルニー:30の練習曲 Op. 849
このコレクションはリズムとアーティキュレーションを中心にした練習が含まれており、さまざまなリズムパターンを通じて正確なタイミングを身につけるのに役立ちます。 ■ バルトーク:ミクロコスモス 6巻にわたるこのシリーズは、初級から上級までのピアニストを対象としており、多様なリズムや拍子を取り入れた練習曲が豊富に含まれています。リズム感を鍛えるのに非常に有効です。 ■ クープラン:子供のためのアルバム Op. 210 クープランのこの作品は、子供たちに楽しみながらリズム感を鍛えることを目的としていますが、初心者の大人にも適しています。様々なリズムパターンを体験できます。 ■ ブルグミュラー:18の練習曲 Op. 109 ブルグミュラーの練習曲には、リズム感を鍛えるのに適した曲が多く含まれています。メロディアスで演奏しやすいため、リズム練習が楽しくなります。 |
ペダルの使い方を学ぶ曲
ピアノの表現力を高めるためには、ペダルの使い方も重要です。
先ほどお伝えしたブルグミュラーの練習曲にも、ペダルの使い方を学べる曲がありますよ。
美しい音色を出すための練習をしましょう。
■ ショパン:前奏曲 Op.28 No.15 “雨だれ”
この曲は、ペダルの使用が非常に重要な役割を果たします。雨滴を思わせる繊細な音色と、ペダルを使った響きのコントロールを学ぶことができます。 ■ ドビュッシー:ベルガマスク組曲より “月の光” 印象派音楽の代表的な作品であり、ペダルを使って幻想的な雰囲気を作り出すテクニックを学べます。 ■ シューマン:子供の情景 Op.15 特に「夢」などの短いピースは、ペダルを使った表現の練習に適しています。感情を込めた演奏と、ペダルを用いた音色の変化を体験できます。 ■ サティ:ジムノペディ No.1 シンプルな旋律線と伴奏が特徴のこの曲では、ペダルを使用して音の持続と混ざり合いをコントロールする方法を学ぶことができます。 ■ ブラームス:ワルツ Op.39 この中のいくつかのワルツは、ペダルを使った滑らかな演奏を練習するのに適しています。特に、柔らかくロマンティックな響きを出すためにペダルの使い方を工夫することが求められます。 |
練習曲を選ぶときの3つのポイント
ポイント1. 段階に合った曲を選ぶこと
自分のレベルに合った曲を選んで、少しずつ難易度を上げていくと良いです。
ポイント2. 毎日少しずつ練習すること
毎日続けることで、徐々に技術が向上します。
ポイント3. 楽しみながら練習すること
練習は時に大変ですが、楽しむ心を忘れずに。
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基礎技術をしっかりと身につけることで、ピアノの演奏がもっと楽しくなります。 |
効果的なピアノの練習方法とポイント

ピアノを上手に弾くためには、ただ時間をかけて練習するだけではなく、どうやって練習するかがとても大切です。
ここでは、効果的なピアノの練習方法とポイントをお伝えします。
短い時間でもいいから毎日練習しよう
毎日少しずつでもピアノを弾くことが、上達の秘訣です。
忙しい日でも、5分だけでも構いません。
毎日触れることで、指の感覚が養われます。
一つのことに集中して練習しよう
練習するときは、一つの技術や曲の一部に集中して取り組むと良いです。
たとえば、指の動きをスムーズにする練習や、難しい部分を何度も繰り返し練習します。
こうすることで、効率よく技術が身につきますよ!
ゆっくり弾いて正確さを大切にしよう
速く弾くことを目指す前に、まずはゆっくりと正確に弾けるようにしましょう。
正しい指の動きやリズムを身につけることができれば、自然と速く弾けるようになります。
録音して自分の演奏を聞いてみよう
自分が弾いたピアノを録音して、後で聞いてみるのも一つの良い方法です。 自分の演奏を客観的に聞くことで、どこを改善すれば良いかがわかります。
楽しみながら練習しよう
何よりも大切なのは、ピアノを弾くことを楽しむことです。
好きな曲を弾いたり、時には自分で曲を作ってみたりして、ピアノとの時間を楽しんでくださいね!
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ピアノ練習は、上手になるための道のりです。 |
ピアノの練習に役立つサイト

ここでは、ピアノの練習に役立つサイトをご紹介します。
オンラインのレッスンサイトを利用しよう
インターネットには、ピアノを学ぶためのサイトがたくさんあります。
たとえば、Youtubeには、ピアノの練習に役立つ動画がたくさんあります。
これらの動画は無料で見ることができて、自分のペースで学べるので、忙しい人にもぴったりです。
アプリで練習をサポートしよう
ピアノ練習をサポートするアプリもたくさんあります。
楽譜を読む練習やリズム感を鍛えるゲーム、練習記録をつけるアプリなど、様々な種類があります。
楽しみながらスキルアップできるアプリを見つけてみましょう。
・ピアノ練習アプリflowkey – 弾きたい曲で楽しく演奏 フローキー
・Skoove(スクーブ)
楽譜が手に入るサイトを利用しよう
好きな曲の楽譜を探すなら、楽譜を提供するサイトが便利です。
無料でダウンロードできるサイトもあれば、幅広いジャンルの楽譜を扱う有料サイトもあります。
自分が弾きたい曲を見つけて、練習に役立てましょう。
・ピアノの本棚
・【無料楽譜が800以上】ピアノ初心者のための無料コンテンツ
コミュニティで情報交換しよう
オンラインのフォーラムやSNSでは、ピアノ学習者同士で情報交換ができます。
練習のコツやおすすめの練習曲など、役立つ情報がたくさんあります。
また、励まし合ったり、経験を共有したりすることで、モチベーションを保つ助けにもなります。
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ピアノを練習する上で、これらのリソースを上手に活用することで、学びがもっと深まり、練習が楽しくなります。 |
ピアノの練習に関する「よくある質問」

ピアノの練習に関する「よくある質問」をご紹介します。
Q1: ピアノを始めるのに、年齢は関係ありますか?
ピアノを始めるのに年齢は関係ありません。
子どもから大人まで、どんな年齢の方でも楽しんでピアノを始めることができます。
大切なのは、やる気と練習を続けることですよ。
Q2: 最初に練習するピアノの曲は、どうやって選べばいい?
自分が好きなジャンルの中で、シンプルなメロディーでテンポが遅めの曲から始めると良いです。 好きな曲を選ぶことで、練習に対するモチベーションが上がりますよ。
Q3: 毎日どれくらいピアノを練習すればいいですか?
個人のスケジュールにもよりますが、短時間でも良いので、できれば毎日練習することがおすすめです。 毎日触れることで、徐々に上達します。
Q4: ピアノの練習で、指が痛くなることはありますか?
正しい姿勢と弾き方を心がけていれば、通常は指が痛くなることは少ないです。
痛みを感じる場合は、姿勢や弾き方を見直す必要があります。
無理をせず、痛みがひどい場合は休息を取ってください。
Q5: ピアノ練習の上達を早めるコツはありますか?
ピアノの上達のコツは、毎日コツコツと練習を続けること、難しい部分はゆっくりと繰り返し練習すること、そして何よりもピアノを弾くことを楽しむことです。
また、録音して自分の演奏を聞くことで、改善点が見えてきます。
Q6: 独学でピアノを学ぶことは可能ですか?
はい、可能です。
オンラインのレッスンやアプリ、教本など、独学で学ぶためのリソースは豊富にあります。
ただし、基本的な技術や姿勢など、間違った方法を身につけないよう注意が必要です。
【まとめ】簡単にすぐ弾けるおすすめ曲と練習方法
ピアノ初心者必見!簡単にすぐ弾けるおすすめ曲と練習方法の内容はいかがでしたでしょうか?
ピアノを始めたばかりのときは、まずは簡単な曲から練習していくようにしましょう。
ここでお伝えした曲は、ピアノ初心者に向いているので、ぜひ参考にしてくださいね。
あとは、自分が好きで、弾けるようになりたい曲(簡単な曲)を練習するのも良いと思います。
やる気になりますし、「自分の好きな曲をピアノで弾けるようになりたい!」という気持ちは、誰もが持っていますよね。
ピアノ上達のアプリもありますし、何よりも、Youtubeにはたくさんのレッスン動画が掲載されています。
「自分が好きな曲名+ピアノ」で検索すると、とても良い動画が見つかるかもしれないので、ぜひ試してみてくださいね。
そして、動画を見ながら、練習していくようにしましょう。
最初は大変ですけど、ピアノが弾けるようになってくると、どんどん楽しくなっていきます。
最初の辛い時期で諦めないように、毎日少しずつでも良いから、練習を継続していきましょうね。
素晴らしいピアノライフになることを、心から願っています。